Improvisationの練習法は無限にあり、その人が演奏する時にどういうことを一番大切にしているかが表れています。
●コードシンボルをおぼえて基本の音を把握する…
●状況に合ったコードスケールをさっと弾けるように…
●コードトーンにテンションをプラス、どんな順序でもひけるように…
●※TranscribeしたソロをすべてのKeyで弾けるように…
●モティーフを発展させていく…
●その前に、とにかくたくさん聴くこと…
●その他たくさん…
基本をおぼえる時にはある程度機械的な練習が要ります。すべてのKeyでひくこと…。リズムをしっかり、さまざまに弾くこと…。
それらの土台の上にクリエイティブな、楽しい練習方法もあります。(それについては他の機会にふれる予定です。)
Gary Burtonのワークショップで、彼は※Transcribe(耳でコピーすることです)についての質問に、「私は絶対音感があるので、それ自体は簡単なことだが、やったことはない。必要だと思ったことはない。」という答えでした。それよりもっと有意義な練習方法があったからでしょう。
コードスケールは短絡的だ、と言っているアーティストもいました。アカデミックに頭に叩き込むようにしても生き生きした音楽にならないということでしょうか。それよりも、メロディをガイドにして感覚を研ぎすまして弾く練習をしていくことが大切、というようなことを言っていたと思います。
Michel Petruccianiは、今の自分の演奏に満足せず、自分の好きな、あこがれのアーティストの演奏をたくさんたくさん聴いて弾き方をまねしなさい、と話していました。
どれが一番いいということはなく、人の数だけ練習法はあるということ。自分に合った練習法というのは人それぞれちがう…。
結局、演奏に必要なのは、
耳、目(鍵盤の配列やイメージ)、手の感覚(音の選び方や、タッチ)、脳(音や数字を記憶)それに加え、一番大切なのは感動力?つまり心のアンテナかもしれません。
心の中にある言葉にできないことを、音にするって楽しい! わたしはそれが楽しくて音楽を続けているのかな〜って思います。
最近のお気に入りです↓