すべてのスケールが、アルペジオがグルーヴしている! この感じはクラッシックというよりJazz?まるでimprovisationのような。この人の中で流れているノリが気持ちいい!
モーツアルトがこんなに楽しく聴けたのは初めてかもしれません。フレーズのひとつひとつが生きた言葉のよう。リズムが粒がそろっていないところがあったとしても、気にはなりません。
音色が好きです。左手のメロディもこれくらいに大きなしっかりした音で(しかもあたたかな柔らかい音)響いていて、とてもしっかり伝わってきます。近くで見れるのでどんな風にKeyをおさえたりたたいたり、離したりしているか、指を伸ばしたり、曲げたり、いろんなことがわかります。とにかくピアノという楽器をどんな風に鳴らして歌っていくか。
とにかく美しいピアノ。たくさんのInspirationに感謝です。
そして、このVideoの私にとってのおまけは、モーツアルトの曲のスケールやシークエンスやアルペジオの部分に今までになく魅力や意味を感じたってことです。今まではただ、スケールやアルペジオとしか聞こえなかったものが、ちゃんと言葉に。歯医者さんにいくと流れている心地よい音楽のモーツアルトではなく、もっとぐいぐいと、思わず笑ったり手をたたいてしまうほど心に入ってくるモーツアルト。新たな出会いのような、この高揚した気持ち自体が宝物です。楽しいVideoでした。
演奏以外の部分がまた興味深いです。ホロヴィッツはモーツアルトについて、「他のどの音楽より好き」と答えています。「モーツアルトの音楽をクラッシックみたいにではなく、『完全に自由に』理解しています」「でもgood tasteでね」
Videoの冒頭で、指揮者に一音くらいですが、「ここはフレーズをかえて弾きたい」と言ってました。最初のmovementの演奏後のインタビューで「モーツアルトが生活にいそがしくてたくさんの音を書いているうちにミスしたところがある。ぼくが今弾いた音の方が彼の音楽としてしっくりくる。」というようなことを言っています。Improviseしたのでしょうか!
下はGlenn Gouldのvideo。ドキュメンタリー映画の一部だったと思います。できないところは、「これでよし!」となるまで何度も練習。。 練習場面さえも美しい。
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