2017年10月17日火曜日

It's A Dance - Michel Petrucciani

なんだか寒い日が続いています。うちの2匹の猫たちもしっかりと抱き合って寝るようになりました。いつも見ている光景なのですが、見るたびにあまりの仲良しぶりに笑ってしまいます。

さて今回は、寒くなると特に聞きたくなる曲、Michel Petruccianiの"It's A Dance"です。この曲を聴くといつも泣きたい気持ちになります。美しさを感じるっていうのは心の琴線に触れるものに出会うことかもしれません。Michel Petruccianiのピアノに、Guitar, Bass(Eddie Gomez), Drums(Al foster)が絡み合い、この美しい曲を盛り上げます。

この曲でGuitarを弾いているのがJohn Abercrombieです。前からファンだったのですが、Bostonにいるときに、とうとうこの人のLiveを見ることができました。彼の音だとすぐにわかる、独特の音色とフレーズ、クールなのに熱い演奏、どの曲を弾くときもその曲にどっぷり入り込んでいて、とてもとても素敵で感動しました。(今年の8月にNon-physicalの世界に旅立って行ったそうです。寂しいです。天国でもギターばかり弾いてそうです。。。)

"It's A Dance"は"Michel Plays Petrucciani"のアルバムに入っています。ということは、全曲彼Michel Petruccianiの作曲です。 いい曲がたくさんで、よく聴いているアルバムです。
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2017年9月1日金曜日

No Mystery: Chick Corea & Stanley Clark

 Louise Hayが亡くなったことを今日の朝、突然知って大変ショックを受けました。(8月30日のことだったそうです。)

Louise Hayはアメリカの出版社Hay Houseの創設者であり、彼女自身がその出版社の素晴らしい著者たち(Esther and Jerry Hicks, Doreen Virtue...そして少し前に亡くなったWayne Dyerなどが私のお気に入り)の中の一人でもあります。

"You Can Heal Your Life"をはじめとしたたくさんの著書とAffirmationに私はこれまで大変助けられました。CD, DVDやHay House Radioで聴くあの独特の低い、誰もが静かに力づけられるような声が大好きでした。心も姿も美しく愛にあふれ、そして力強い女性。Videoや DVDでしか見たことがなく、会ったこともないのに、とてもとても悲しい気持ちになりました。

でも、それは悲しみではなく”Loss"というもの、つまり自分の一部だったものが自分の手の届かないどこかに行ってしまった、失ってしまった(Loss)という、むしろFear(恐れ)のようなものだと気づき、気を取り直しました。実際彼女が教えてくれたたくさんのことは私の中で決して失われることはなく、むしろますます輝いて彼女と共にずっと生き続けることでしょう。そう、そしてspiritに終わりはないのですから。

とても感謝しています。忘れません。Thank you Louise!  (そちらでもお元気で。)


話は変わりますが、最近Duoの演奏が好きです。下のvideo、"No Mystery"はChickとStanley Clarkの演奏。前にもGary BurtonとのDuoでの同曲を取り上げましたが、今回はまた違ったアットホームな雰囲気です。Stanley ClarkのBassいい音です。。
No Mystery: Chick Corea & Stanley Clark

レッスンの時に生徒さんのピアノと一緒にシンセでベースを弾きながら「Duoってなんかいいよね」って、思う今日この頃です。
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2017年6月1日木曜日

Toots Thielmans / "Bluesette"

素晴らしい曲! 素晴らしいアレンジ! そしてもちろん素晴らしいパフォーマンス!
Toots Thielmansの"Bluesette"のLiveを収録したこのVideoを見ると、いつも笑顔になります。
美しくて、楽しくて、なんだか泣きたいくらいに感動します。

Toots Thielmansの顔も名前も知らない人も、このハーモニカの音色を聴けば必ず「ああ、この音は知っている!」と懐かしささえ感じることでしょう。彼は、自身のアルバムや曲だけでなく、映画音楽や様々なジャンルのアーティストとの共演で、たくさんの人々の心に残る演奏をしました。



聴く人の心までもキラキラ輝かせてくれるようなパフォーマンス。そう、人生ってやっぱり素晴らしいって思えるような。

2:37のあたりで「ファーファファ、bミッレー。bミーミミ、レッドー」のところに来ると、いつも「ラララ」と一緒に歌いたくなります。(というか、歌ってます)バックで彼とユニゾンで弾いている楽器の人たち、最高に楽しいだろうなあ、、なんて思いながら。アレンジ、本当に美しいですね。

下はギターと口笛(もちろん一人で同時に)の1964年のVersion。


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2017年4月14日金曜日

"There Will Never Be Another You" - Eliane Elias

春ってやっぱりいいなあと思います。春は春になるというより、やっぱり向こうから「やって来る」って感じがします。最近やっと町中に春のスイッチがバチバチと入ったようで、この暖かさとまろやかさにホッとします。ワクワクしますね!

最近、Eliane Eliasの"There Will Never Be Another You"がお気に入りでよく聴いています。
ラテンのイントロから、心地いいGuitarと低めのVocalが気持ちいい。そしてFからEbのKeyに変わり、リズムもLatinからSwingに変わってTrumpet Solo (Randy Brecker)とPiano solo (Eliane)。最後のHead (vocal)のところも途中でLatin (bossa)からSwingに変わって盛り上がります。

Eliane Eliasの"There Will Never Be Another You"
 Album "I Thought About You -A Tribute To Chet Baker" より

以前は”Steps Ahead" のメンバーだった頃からの、Pianist(そしてcomposer/arranger)のイメージが強かったし、私は彼女のピアノもセンスも大好きですが、今はVocalもPianoも両方とも彼女のメインって誰もが思うでしょう。

この曲"There Will Never Be Another You"は、アルバム "I Thought About You -A Tribute To Chet Baker" の中の1曲です。前の夫の(余計なことですが。。。)Randy BreckerのTrumpet (special guest)、そしてBassは今のhusbandであるMarc Johnsonで、彼はこのアルバムのプロデュースもしています。(Pat Metheny GroupのBassistのSteve RodbyもCo-Producerのようです)

下はChet BakerのVersionです。(album "Chet Baker Sings"より)素敵ですね!

album "Chet Baker Sings"より

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2017年2月26日日曜日

My Funny Valentine / Keith Jarrett 

春がだんだんと近づいてきました。暖かくなったから、というより少しずつ春の空気、春の匂い、春の気配が感じられる日々です。それだけでなんだかうれしくなります。
そういえば、しばらくKeithを聴いていなかったと思い、聴いてみたのがこの曲です。
Keith、Gary Peacock、Jack DeJohnetteのトリオの”Still Live"からの1曲。
この"My Funny Valentine"は、私にとって一番好きな、特別な"My Funny Valentine"です。
それくらい愛しています。

2:18にテーマに入りますが、その前のKeithの即興の導入部分を始め、テーマもsoloも全てを通して3人で作った美しいStoryのようです。


実は私のもっていたCD”Still Live"は人に貸したところ返してもらえないまま、その人と連絡も取れないで何年か経ってしまい、欲しかったらまた買えばいいやという状況です。iTunesには入っているので特に問題はないです。。。でもちょっと寂しい。かな。

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2017年1月11日水曜日

ヴィーナスを見上げて

今月の初めに、月のすぐ隣に強く輝く美しい星を見つけてから、また星を見ながら歩くようになりました。今日は南の空にその星はあり、相変わらずの存在感です。

その星、「金星」(ヴィーナス)の輝きのようにみずみずしく、若さに満ちて、しかも深い演奏。
NPRのアットホームなコンサート”Tiny Desk Concerts”でのChick CoreaとGary BurtonのDuoがまさにそれです。たくさんのInspirationを与えてもらってワクワクしました。

曲は"Love CastleとCrystal Silence"
(録音の音もとてもきれいです)

「2017年」まだ始まったばかりですが、すでにとても好きな年になりました。いい年になるといいなと思います。
すべての人にとってそうなりますように!
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