2018年8月3日金曜日

" The GRP All Star Big Band "

今年の夏は、いつもに増して気温の高い猛暑日が続いています。
先週あたりまで続いた梅雨明けからの第1次猛暑ではへとへとで、意識がもうろうとしながらも静かな涼しげなJazzを聴いていましたが、そろそろ暑さに慣れてきたのか元気な音楽が聴きたくなりました。
GRP レーベルのキラ星のごとく輝くスターMusicianたちがふんだんに集められた、贅沢な贅沢なアルバム、 "The GRP All Star Big Band "!!!!です。
GRP Records (Grusin-Rosen Productions) を作った2人、Dave GrusinとLarry Rosenによるコメンタリー入りのVIdeoがYouTubeにありました。
全てが!全てが!とてもかっこよく洗練されていて素敵です!
演奏の音( Take)は CDと同じなので、Visualな刺激が入ってさらにワクワクします。

今回はとりわけ1曲め、Horace Silverの曲、Michael Abeneのアレンジ(曲の冒頭でカウントを出して指揮しているヒゲの人)による"Sister Sadie"の中のPianoのKenny Kirklandの演奏に圧倒されInspireされました。
かっこいいComping(伴奏部分)はエネルギッシュで、リズムも気持ちいい。ピアノを弾いている姿が美しく、魅了されます。(冒頭のFill in もかっこいいですが、特にSolo →5:17-短いですが)
全体を通じて言えることですが、「Big Band」というよりも、小さな編成のバンド(3,4,5人くらいの)の楽器が増えて多彩になった形。とてもおシャレで洗練されています。
そしてこのバンドではBig Bandでは埋没しがちなピアノの音がしっかりFeatureされていて大満足です。もちろん全ての音、パート、Playerが最大限に生かされて、しかも曲(作品)として高度に完成されているのに、とても聴きやすいのです。
楽しくて本当にワクワクします!

関係ないですが、Eric Marienthal, John Patitucciのソロの後、George Bohanonのソロの終わりあたりで、(逆に言えば、ピアノソロに入る頃)Bob Mintzer が後ろの菅楽器の人たちの気配を感じて、「まだまだ! それはピアノソロのあとだから!」と言ってるのと(想像ですが)、それを受けてRandy Breckerが譜面を指差して「ここだから」と言っている(想像ですが)らしきのが写っていて楽しいです。
リハなしの一発どりと思われるのですが、どの曲もピシッと決まっていてすごい、さすがです!
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