2014年5月22日木曜日

いつもInspireされていたい!

GyaOの無料動画で「ツレがうつになりまして」を見ました。前から見たいと思っていて、Amazonで注文しようかと思っていたのですが、Yahooのページから突然に見ることができてとてもうれしかったです。
とてもいい映画でした! (本も買おうかな、などと思います…)
最初から最後まで感動が多かったですが、私の心に一番響いたのが漫画家の奥さんが「読者アンケートや編集さんに気に入られるものを描こうとしてがんばるのではなく、私が描きたいものをただ描けばいいんだ!」と気づくところです。
描きたいものを描きたいように描く、弾きたいものを弾きたいように弾く、というのは言葉では、ごく普通のことに聞こえます。特に子供の頃には自然なことだったかもしれません。でも、今そのポイントに達するためには、インスピレーションやどこからか降りてくる「気づき」が必要だったりします。音楽や、映画や、人との会話や、あるいは「逆境」のような状況からスイッチが入るのかもしれません。

今日ご紹介するのがCarla BleyとSteve Swallowのduetによる演奏、"Remember"です。
曲はSteve Swallowが作曲したもので、アレンジはもちろん2人によるものです。なんと、CarlaのホームページにいくとLead Sheetがあり、無料でダウンロードできます! (この曲以外もたくさんあります。)
作曲者でありながら、無償でオリジナルの譜面を提供しているのです! 最初にこれを知った時はびっくりしました。
前に、Steve Swallowのインタビューを読んだときに、「自分の曲をガードして著作料を得るより、世界中のたくさんの人々、ミュージシャンが自分の作った曲を演奏してくれる方がうれしい。」と言っていました。CarlaやSteveの曲が好きだったのですが、これを読んでますます好きになりました。(音楽も、この人たちも)

これを聴くと、とてもとてもピアノが弾きたくなるのです。それも、とてもきれいな音が自分の指先から自然に出てくる気がして、ワクワクします。まさにインスパイアーしてくれる演奏!2人だけの演奏なのにとても広がりがあって、洗練されていて美しくて大好きです。(ちなみにCarlaは「鉛筆を持って、譜面に音を書き込んで行くのが好き。鉛筆で音を形にしていく。鉛筆さえあれば、どこでもできるしね。」とインタビューで語っていました。)

インスピレーションは目には見えませんが、心と指先でしっかりと感じられる、実体のある物質ですね。。。

私たちもカーラとスティーヴみたいに仲良しなのよ!(Hattie &Lyle)

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※三軒茶屋レッスンは有料になります。(1200円/初回レッスン料よりお引きします)


2014年5月14日水曜日

The Girl from Ipanema

Antonio Carlos JobimとFrank SinatraのLiveです。
前回のブログでとりあげた、Billy JoelとTony Bennettの"New York State of Mind"では「思い」や「感情」が生き生きと力強く伝わってきましたが、今回はそよ風と太陽と、ちょっとせつない(もちろん重くなく)「ストーリー」が映画のように見えてくるようなパフォーマンスです。
メドレーですが、”イパネマ”は4:31のところから始まります。

2人の歌の個性と表現が違っていて、からみあって、とてもいい感じです。
歌とギターと、バックの音楽もとっても素敵ですね。

聴いて、歌って(ハミングで十分です!)、その後ピアノで弾いてみるとまた楽しさが倍増すると思います!

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2014年5月13日火曜日

New York State of Mind / Billy Joel

この曲は、弾き語りをしていたときによく歌った曲のひとつでBilly Joelの名曲です。
Billyの歌をCDで聞くたびに「この人は、いつも弾く人の心を何てつかんでいるんだ!」と感動したものです。そう、どの曲もどのピアノも生き物のように生きていて、って言葉では表現不可能です。

かなり前にTony Bennettとの共演のライブを発見しました。(Tonyがたくさんのアーティストとコラボして歌っているアルバムがまた大変すばらしいのですが、そのひとつです。)


それと、Billy JoelのSoloで歌っているライブもあったのでこちらも聴いてみました。(この曲の入っているアルバムと同時期のライブかもしれません。)CDと違ってまたすばらしいです! 

いいライブを聴くと、テクニックやアレンジ以前にある、ハートの部分に突き動かされます。

すばらしい演奏、アーティストにインスパイアされて再びピアノに向かうと、音楽が心の中から脈打って出てくるような気がします。

Billy Joelは私がバークリーを卒業するときに、卒業証書を手渡してくれた人です。「君たちは卒業してミュージシャンになるのではなく、ミュージシャンとして生まれて来たんだ!」ってこれまた人の心をつかむことを言ってくれました。(その前に、『これから大変なことがたくさん待っているぞ。でもめげるな、たくましく生き抜くんだ!』ってことも言っていましたが…)

音楽を職業として生きている人だけでなく、他の仕事をしながら音楽をPlayし、楽しんだり悩んだりして生きている人も、すべてミュージシャンとして生まれて来た人だと思うのです。
そういう人はブランクがあっても、何があっても、やっぱり一生音楽を続けていくのではないでしょうか。

「これから大変なことがたくさん待っているぞ。でもめげるな、たくましく生き抜くんだ!」
彼のパフォーマンスの映像を見て、「よし!」ってまたハートに火がつき、お腹に力が入った気がします。

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ハテイー(左)とライル(右)が仲良くお出迎えかも?