2016年7月7日木曜日

Very Early / Bill Evans

「今何を弾くのが一番楽しいのかな」と、ある朝目が覚めた時に思いました。思ったというよりか、宇宙に問いかけた感じだったのかもしれません。
暑い朝で、多分その前の日も暑く、なんだかボーッとしていました。

それきりそのことは忘れていたのですが、夕方に帰り道でふと"EARLY"という文字を見つけてびっくり! (しかもここは日本の住宅街!)いつも通る道ではないのですが、何度か歩いたことのある住宅街の中にあるお家の表札です。以前通った時には全く気がつかず、今初めて目にした黒い文字。不思議な、でもなんだか幸せな気持ちになりました。

そう、「何を弾くのが一番楽しいのかな」という私の問いの答えが、"EARLY"さんの表札、つまりBill Evansの"Very Early"という曲だったのです。
 
宇宙は時々こんな風に答えをくれるよね、とうれしくなって歩きながら思わず微笑んでいました。
記念というか、、、マグネットボードに文字を並べてみました

さてこちらは作曲したBill Evansが自身で演奏しているVideoです。

後ろでお兄さんが聴いているところを見ると、"Universal Mind"のvideoの一部のようです。
音が少し聞きづらいですが、気品があり素敵な演奏です。自分の曲を自分で演奏するってやっぱりいいですね。

この曲はレッスンでもよくやっています。皆さん自分の解釈で自分の表現で楽しんで弾いてくれるといいなと思っています。
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2016年6月28日火曜日

池上にて

前に一緒に暮らしていた猫達(Blue & Jasper)のお墓参りのために、ぶらっと池上に行ってきました。(池上は洗足池駅と同じ東急池上線の沿線にあります。)
猫の御墓まいりのあとはいつも池上本門寺に立ち寄ります。
ちょっと見づらいですが、たくさんの風鈴が吊るされています
風鈴たちが風に揺られ、柔らかな心地よい音で鳴っていました。(本当にとても綺麗な音でした。)


観音様にまんべんなくお水をかけます。水をかけた部分が癒されると言われています。

今回は銀座で用事を済ませた後に立ち寄ったので夕方4時半くらいの到着でした。時間が遅かったのであっという間に終了の時間です。

ここでの一番のご利益は”Feeling Good”になれることでしょう。
心も体もとてもすっきりしました。
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2016年4月15日金曜日

Waltz for Debby 再び!

洗足池の桜のお花見の季節も終わり、ホームの賑わいも落ち着き、いつもの駅の雰囲気に戻りました。春は部屋の家具の配置換えをしたくなったり、着なくなった服を処分するかどうか考えたり、心の中の古いものも捨てて新しいことを始めたくなる季節です。
前から知っている聴きなれた曲もふっと新しい気持ちを呼び起こさせてくれたりします。
Bill EvansのWaltz for Debbyは聴いても弾いても楽しい曲ですが、いつも心の中をフレッシュにしてくれます。何かも振り出しに戻り、また一から始めたくなるような。

下のVideoのBill Evans Trioの演奏、とても綺麗で心地よく素晴らしい演奏です。Bill Evansはやっぱりすごい。(こういう記録が残っていて今こうして見ることができるってありがたいことです。)
夜に一人でなんとなくこの曲を弾いて遊んでいたらあるところで突然喜びと切なさが同時に湧き上がってきました。いろいろ音をいじって弾いていくうちに気持ちよくなっていきます。理屈や理由では片付けられない言葉にできない何かを、この曲を弾くことで解放できるのかもしれません。

同じ曲でChickとStanley ClarkeのDuoのVideoがありました。

Chickの演奏はいつも心を明るく高揚させてくれます。Stanley ClarkeのBassがまた素晴らしいです。いい音です。このDuoのWaltz for Debbyもまた本当に本当に素晴らしい、素晴らしいパフォーマンス!終わって感動でまたもや拍手です。
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2016年3月6日日曜日

新しい季節に -"My Favorite Things"/Joey Alexander

春がやってきました。まだまだ寒くて冬のコートを着ていても、春の空気を感じます。
新しい季節を迎えるのは、曲がり角を曲がる瞬間に似ています。これから何が起こるのか、誰に出会うのか、見当もつかないけどきっと楽しいことが待っていると信じていたいです。
Joey Alexander君も言っていました。「いつも希望(hope)を持っていること」「決してあきらめないこと」。グラミー賞に史上最年少(12才)でノミネートされた彼は、インタビューを受ける度に神や周りの人々に対する感謝を口にしています。「神童」と呼ばれるより「ジャズミュージシャン」と呼ばれたい、自分は「心(heart)で弾いているんだ」とも。
わたしはこのVideo"My Favorite Things"が大好きです。BassistのLarry Grenadierの演奏も(笑顔も!)とても素敵です。
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2016年2月16日火曜日

Waltse for Dave/ Chick Corea

Chick Coreaの曲の中で、わたしが最も頻繁に聴く曲(そして弾く曲)が"Waltse for Dave"です。
言うまでもなく彼の音楽はすばらしいものですが、わたしにとっては音楽だけでなく彼の言葉自体も大きな影響を与えてくれたし、今もそれは続いています。Chickのように弾きたいというよりも、むしろ彼のように自由に考えたい、表現したいという感じです。そしてそれを教えてくれたのがChickです。

Waltse for Dave/ Chick Corea(アルバム”Friends"より)
今日、急にChickに「いつもありがとう!」と言いたくなり、このブログを書きました。
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2016年1月12日火曜日

「インディゴの恋人」(NHK岡山放送局制作ドラマ)

昨年の秋にジャズピアノ指導をさせていただきました、ドラマ「インディゴの恋人」(NHK岡山放送局制作)がいよいよ今月放送されます!
BSプレミアム「インディゴの恋人」(ホームページ)
 1月27日(水)午後10時〜10時59分
 出演:新井浩文さん、美波さん他

倉敷の町、デニムとアートとジャズ。素敵なドラマです。新井さんのジャズピアノのシーンもかっこいいです。 お時間のある方、ぜひご覧ください。

さて、最近レッスンでは"Straight No Chaser"などのBluesをやっています。Dominant 7thのコードの主要な音を覚えてCompingしたり、それらの音を使ってSoloを弾いたり。自分のフレーズを弾くって本当に楽しいです。

下のVideoは最近よく聴いている曲。
Gershwinの曲、"Fascinating Rhythm"-Dave Grusin のCD"The Gershwin Connection"より
美しく軽快なメロディと、ワクワクさせてくれる完璧な(本当に!)アレンジ。明るく希望に満ちた1年が予感できるような、すばらしい1曲です。

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2015年12月5日土曜日

"Down in the Depths"/Lisa Stansfield

寒くなりました。寒くなりましたが、まだ冬とは言えないような、でも明らかにもう秋ではない(12月、年末です)そんな日々が続いています。
寒くなると、Vocalものが聴きたくなるのは私だけでしょうか。Latinでも、Popでも、Jazzでも、何か「人が歌っている」ものが聴きたくなります。レッスンでも、ジャズピアノのレッスンのために来ている生徒さん達に、(歌うのが嫌いでない人のみ、)“Don't Know Why"の歌詞をお渡しして弾き語りをかじってもらったりしています。たとえ8小節でも歌うことがピアノの表現を豊かにしてくれる…と生徒さんのピアノ演奏を聴いてあらためて実感しています。

Bostonに住んでいた時、一時地下のアパートメントに住んでいたことがありました。ひょっとして夏だけとか、期間的には短かった気がしますが、その間とてもどんよりと暗い気持ちになってしまい困りました。後に日光のよく入る明るい部屋に引っ越しましたが、引っ越す直前に隣の部屋から大音量でよく聞こえてきた曲(しかも何度もリピート)がこの曲、"Down in the Depths"です。



曲名はおろか、誰が歌っているのかさえも知りませんでしたが、毎日ある時刻になると(夜です)必ず大きな音で聞こえてきたのでかなり印象に残りました。大音量でしたが全く嫌ではなく、実際私はこのゆっくりとしたイントロが聴こえてくると楽しくなりました。
どこかノスタルジックな、かっこいいけど哀愁のあるホーンセクションをフィーチャーしたアレンジ、そしてダイナミックで情感たっぷりな声。この曲がCole Porterの曲であり、しかも歌っているのが、あのLisa Stansfieldとは!とわかったのはだいぶ後のことです。

この曲は"Red, Hot and Blue: Cole Porter Tribute"のアルバム(『AIDSを知ることと同情をかんじること』のためにPop Musicのアーティスト達がCole Porterの曲をcoverしたアルバム)の中の1曲です。

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2015年11月18日水曜日

Our Lasting Love/ Kevyn Lettau

どっぷりと秋です。
暖かな晴れた日の翌日には、少し寒い雨の日。曇りの日も雨が降るかも、と折りたたみかさをバッグに入れて歩いたりします。
天候がいろいろに変わっても気持ちはいつも安定して、力強くいたいですね。
そんな時は気持ちを軽やかにしてくれる音楽が聴きたくなります。
Kevyn Lettauのアルバム"Universal Language"に入っている"Our Lasting Love"は、気持ちが軽くなるだけではなく、聴いているうちにしだいに心が熱くなり、気がついたら立ち上がって踊っているような曲です。アレンジ全体に80年代くらいのウキウキした時代の幸せなFusionの香りが感じられ、そこもツボです。
この曲は3回くらい続けて聴くことが(そして踊ることが)よくあります。


Yutakaさんの曲にKevyn LettauがLyricをつけて歌っています。アレンジはYutaka Yokokura, Russel Ferante(ピアノも)そしてMike Shapiro。Russel Feranteは前にGRP All Star Big Bandの"Seven Steps to Heaven"でとりあげました。YutakaさんはDave Grusinに師事したということで、2人ともGRPレーベルでつながります。(Mike ShapiroはドラマーでKevynのご主人です。)


このアルバムにはPat Methenyの曲"Secretly Begin"や、レッスンでよくやっている曲"Only Trust Your Heart"他、素敵な曲がいろいろ入っていて楽しめます。

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2015年11月5日木曜日

Just The Way You Are/ Billy Joel

"Just The Way You Are"、いつ聴いてもいい曲です! 美しいメロディライン、愛にあふれた歌詞、そしてBillyの声…なんて心地いいんでしょう。
レッスンで「この曲をやりましょう」と私が弾き始めると、ほぼ例外なくすべての生徒さんが微笑みます。しかも、みんなメロディをよく知っているので話が早い、初見でもぐんぐん弾けてしまいます。そしてとても楽しそう。生徒さんが楽しいと私も楽しくなります。
この曲のライブのVideoがありました。Billy Joelの着ている服の感じといい顔つきといい、まさに初期の頃のものですね。


Diana KrallのVersionもすてきです!

結局、音楽にむずかしいことはいらない。いいものはいいし、好きなものは好き。ですよね!

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2015年10月16日金曜日

誰とも似ていない演奏を/ “Con Alma"( Fred Hersch)

Fred Herschの音楽、ピアノを聴く度に新しい感動があります。それは曲の中の、いつものポイントであり、新しいどこかであったりもします。心が熱くなったり、喜びで泣きたくなったり、時には「今何が起こっていようと、人生ってすばらしいものだなあ」などとため息をついたり。

自分自身の音楽の目的をもう一度思い出させてくれるのです。地位や名誉やお金ではなく、テクニックや優れたアレンジやそんなことでもない。言葉や形にできない「大切な何か」を表現すること。結局はそれなんだなあとまた振り出しに戻った気分になります。

さて、私よりもっとFred Herschの音楽を正確にクリアに言い当てた人たちがいるのでそれを引用します。

●自分自身の表現で演奏することを極めたマスター (Ben Ratliff, The New York Times)


●たくさんのことを上手にでき、かつ、決して「誰かほかの人のように弾こう」などと試みない希少なミュージシャンのひとり(Seth Abramson)


●その演奏はあまりにも美しすぎて、それが尊敬に値するものであることに人々は気づかない。そういう人たちは花だけを見ているから。でも花の下には深い土壌があること、そしてそこで何が起こっているかを理解していないのだ。(Jason Moran)

では、Fred Herschのソロピアノの演奏で“Con Alma"(Dizzy Gillespie作曲)です。


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