ジャズピアノの個人レッスン♪♪♪ with Mihoko Yoshida。公式ウェブサイト。バークリー音大卒の講師によるほんわかしたジャズピアノ教室。ご自宅でのオンライン、または教室での対面レッスン。初心者も大歓迎!シニアの方もお待ちしております!無料体験レッスン実施中。教室は東急大井町線・荏原町駅から徒歩1分。東急池上線・旗の台駅から徒歩7分。(洗足池より移転しました)
Eliane Eliasは私の大好きなアーティストの一人です。最初は"Steps Ahead"というJazz-Fusionバンドのピアノ担当として知りました。
メンバーが豪華です↓
CD"Steps Ahead" -
Mike Minieri(vibraphone), michael Brecker(tenor sax), Eliane Elias(piano), Peter Erskine(drums),Eddie Gomez(bass)
でも、このバンドよりむしろ彼女がソロで出したアルバム"So FAR So Close"に夢中になり、一時期毎日聴いていました。中でも好きだった曲がこの曲、"Nightimer"です。
この曲は本当に好きで、シニア・リサイタルの時にとうとう演奏することができて、とてもうれしかったです。バンドでやるために全パートの音を聴き取ってスコアにしましたが、これがとても勉強になりました。自分の好きな音(ハーモニー)がほとんどUpper Structure Triads、またはそれに似たようなことからできていることがとてもよくわかり、triads(3和音)のような簡単なことを上に重ねるだけで、こんなに予測不可能なすごい響きになるんだ〜!!!と感動したものです。
その後、彼女の1連のJobimの曲を中心とするブラジル、ボサノヴァのアルバムを聴いて音の選び方を研究させてもらいました。それらの知識は今生徒さんたちに教えることで、自分だけでなく他の人のためにも役に立っているとも思います。
ライブ映像がありました。
”Waters of March" https://www.youtube.com/watch?v=dr1sr3ko06Y
最後に、Bill Evansの”Waltz for Debby"。現在の夫でBill EvansのBassistでもあったMarc JohnsonがBass、Adam NussbaumがDrumsです。(ちなみに、前のご主人はRandy Brecker。以前にFC2のブログでGRPオールスタービッグバンドの"Manteca"について書きましたが、そこでサンドヴァールとすばらしいsoloのかけあいをしている人です。”So Far So Close"にも参加しています。)
ある音楽事務所の社長さんがあるCDを指差して「この人、全然いいと思えないんだよね。」と私に言ったことがありました。なんと、そのCDはElianeの"Eliane Elias Plays Jobim"だったのです! Keith Jarrettって嫌い、という人にも会いましたし、Chick Coreaは好きになれないという人もいました。
Antonio Carlos JobimとFrank SinatraのLiveです。
前回のブログでとりあげた、Billy JoelとTony Bennettの"New York State of Mind"では「思い」や「感情」が生き生きと力強く伝わってきましたが、今回はそよ風と太陽と、ちょっとせつない(もちろん重くなく)「ストーリー」が映画のように見えてくるようなパフォーマンスです。
メドレーですが、”イパネマ”は4:31のところから始まります。
Billy Joelは私がバークリーを卒業するときに、卒業証書を手渡してくれた人です。「君たちは卒業してミュージシャンになるのではなく、ミュージシャンとして生まれて来たんだ!」ってこれまた人の心をつかむことを言ってくれました。(その前に、『これから大変なことがたくさん待っているぞ。でもめげるな、たくましく生き抜くんだ!』ってことも言っていましたが…)
フェイクブック、リアルブックは、ほかにもいろいろいいものがありますが、私としてはバークリーの時からずっと使っていて、これが一番好きです。曲によってはThe New Real Bookを使うことがあります。こちらはイントロも丁寧に書かれていて、コードのTensionも細かくきっちり書かれていますが、メインは"The Real Book"で、生徒さんにも個々に入手していただいています。