2014年12月5日金曜日

変化の時に

季節の変わり目、年末と年始の変わり目、そして人生の変わり目…。変化の時ははっきりした形でもやってきますし、自分の内面の深いところで「ひょっとして、新しいことが始まっているんじゃないかな?」と思うような、直感で感じることもあります。
変化の時はうれしいような不安なような、そんな気持ちになります。
Keith Jarrettの"Facing You"はそういう時に気がついたらふと聴いているアルバムです。部屋の模様変えや、大掃除の時にもぴったりで、聴きながら瞑想状態のような静かな気持ちになったり「新しい方向」にも何も持たずに飛び込んでいけるような勇気がわいてくるのです。
"Facing You"のなかでも、1曲めのこの曲が特に好きです。

ジャズピアノレッスン、Follow Your Musicは洗足池と三軒茶屋でレッスンをおこなっています。このブログは洗足池レッスンのブログになりますが、今回新しく三軒茶屋レッスンの専用サイトを作りました。今後はFC2の公式サイトから、この洗足池のブログと三軒茶屋、2つのブログに移行していく予定です。

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ライル(奥)とハティー(手前)がやってきて1年たちました
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2014年11月16日日曜日

コンビニでCarla Bley!

先日、北千束のナチュラル・ローソンに入って、思わずうれしくなってしまいました。
何と、Carla Bleyのこの曲が流れていたのです!

The Girl Who Cried "Champagne"

アレンジがすっきりしていていいなあ。それにしてもコンビニでCarla Bleyが流れているとは思いませんでした。レジにいたお店の人が好きなのでしょうか。彼女には熱烈なファンがいるし…などと思いながら、快適な買い物ができました。好きな音楽って本当に心をウキウキさせてくれます。


下は、同じアルバムに入っている大好きな曲"Lawns"です。Steve SwallowとのDuoのライブ・バージョンです。

"Lawns"

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2014年11月7日金曜日

いつものメロディに言葉をのせて

今回はいつも楽器で聴いている(そしてピアノで弾いている)メロディに言葉がのると…というテーマです。

最初はこちらのVideoです。↓(クリック)

♪Brad Mehldau and Fleurine  "Anthropology"

Fleurineという人については何も知りませんでした。最近Brad MehldauとのDuoでCharlie Parkerの"Anthropology"を聴いて、おお、この曲に歌詞をつけて歌っているんだ〜!と目からウロコの感じで、とても新鮮でした。
Fleurine.comより、「Jazzの歌を"different way"で歌いたかったんだけど、好きなVocalistたちのレパートリーに何かを加えるというのは難しいと思い、モンクなど有名な作曲家たちの曲に自分自身の 歌詞をつけて歌うことを思いついた。こうして全く新しいレパートリーをクリエイトした」とのことです。
そういうのってすてきですね!

Brad Mehldauの演奏もとてもクリエイティブでかっこいいです。

ちなみに、
こちらがCharlie Parkerの"Anthropology"原曲です。




続いて、Chickの曲、"Bud Powell" 。ChickがBud Powellに捧げて作った曲。明るくて好きな曲です。Gary BurtonとのDuoからBig Bandまで他のVersionでも聴けますが、このVideoはもとのメロディに歌詞をつけての歌Versionです。(歌っている人、うまい!)心がちょっと重くなったかな〜って時にこの曲を聴くと軽くなります。

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2014年9月22日月曜日

Like Minds

自分の好きなこと、愛することについて考えたり、見たり聞いたり話すことはとても楽しいことです。心の中をいつもそういったことだけにしていれば人はいつも幸せでいられるでしょう。

「こういうのがいいなあ」って自分が感じる時、ふと隣を見ると同じように感じてうなずいている(like-minded)友達や仲間がいるとしたら、それはさらにさらにうれしいことです。

Gary Burtonがそんな仲間たちに声をかけて一緒に作ったアルバムが"Like Minds"です。私にとっては大好きなアーティストたちがどっと集まったアルバムで、ワクワクする1枚です。

このCDは何度聴いても、何年聴き続けても飽きることがありません。メロディとハーモニーを両方受け持つ楽器が3つ(guitar-Pat Metheny, piano-Chick Corea, vibraphone-Gary Burton)、でも全く重くありません。ぶつかることもないし、バックでCompingしている時もSoloを演奏している時も音域、リズム、Melodyとてもよく調和しています。Dave HollandのBass、きれいです。そうそう、DrumsのRoy Haynes(とても好きなドラマーです)のたたく音も明るくて一つ一つの音が気持ちいいです。

"For a Thousand Years"はPat Methenyの曲です。秋の夜に少しせつなく、リラックスして聴ける曲。そして、秋なのに春の日だまりの中にいるような、そんな暖かな気持ちになれる曲です。

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2014年8月29日金曜日

Jazzしてる!

これはJazzしてる!とワクワクしました。Horowitzのレコーディング・セッションのドキュメンタリーフィルムでの、彼の演奏です。


すべてのスケールが、アルペジオがグルーヴしている! この感じはクラッシックというよりJazz?まるでimprovisationのような。この人の中で流れているノリが気持ちいい!

モーツアルトがこんなに楽しく聴けたのは初めてかもしれません。フレーズのひとつひとつが生きた言葉のよう。リズムが粒がそろっていないところがあったとしても、気にはなりません。 

音色が好きです。左手のメロディもこれくらいに大きなしっかりした音で(しかもあたたかな柔らかい音)響いていて、とてもしっかり伝わってきます。近くで見れるのでどんな風にKeyをおさえたりたたいたり、離したりしているか、指を伸ばしたり、曲げたり、いろんなことがわかります。とにかくピアノという楽器をどんな風に鳴らして歌っていくか。

とにかく美しいピアノ。たくさんのInspirationに感謝です。

そして、このVideoの私にとってのおまけは、モーツアルトの曲のスケールやシークエンスやアルペジオの部分に今までになく魅力や意味を感じたってことです。今まではただ、スケールやアルペジオとしか聞こえなかったものが、ちゃんと言葉に。歯医者さんにいくと流れている心地よい音楽のモーツアルトではなく、もっとぐいぐいと、思わず笑ったり手をたたいてしまうほど心に入ってくるモーツアルト。新たな出会いのような、この高揚した気持ち自体が宝物です。楽しいVideoでした。

演奏以外の部分がまた興味深いです。ホロヴィッツはモーツアルトについて、「他のどの音楽より好き」と答えています。「モーツアルトの音楽をクラッシックみたいにではなく、『完全に自由に』理解しています」「でもgood tasteでね」
Videoの冒頭で、指揮者に一音くらいですが、「ここはフレーズをかえて弾きたい」と言ってました。最初のmovementの演奏後のインタビューで「モーツアルトが生活にいそがしくてたくさんの音を書いているうちにミスしたところがある。ぼくが今弾いた音の方が彼の音楽としてしっくりくる。」というようなことを言っています。Improviseしたのでしょうか!

下はGlenn Gouldのvideo。ドキュメンタリー映画の一部だったと思います。できないところは、「これでよし!」となるまで何度も練習。。 練習場面さえも美しい。

さあ、ピアノ弾こうっと。

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2014年7月5日土曜日

The Universal Mind of Bill Evans

VHSのテープで持っていたVIDEOをほとんど処分してしまったのですが、"The Universal Mind of Bill Evans"もその一つでした。後でまた見たくなり、失敗したかな、、、と思っていたのですが、You Tubeにありました。しかも日本語訳の字幕まで出てきます。

下のVideoはその一部ですが、Bill Evansがクラッシックからどういう風にJazzに興味が移行していったかがわかります。Jazz Pianoを弾いている人は誰しも共感できたり、励まされる部分があるのではないでしょうか。


質問をしている人はBillのお兄さんのHarry Evansです。2人はとても仲がよかったそうです。Videoからも見てとれますね!
ずっと先の話ですが、お兄さんが亡くなってから1年後にBillも亡くなります。Harryが52歳、Billは51歳、1980年のことでした。

”The Universal Mind of Bill Evans”を最初から見たい人はこちらからどうぞ。

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2014年6月24日火曜日

Eliane Elias(イリアーニ・イリーアス)のこと

Eliane Eliasは私の大好きなアーティストの一人です。最初は"Steps Ahead"というJazz-Fusionバンドのピアノ担当として知りました。
メンバーが豪華です↓
CD"Steps Ahead" -
Mike Minieri(vibraphone), michael Brecker(tenor sax), Eliane Elias(piano), Peter Erskine(drums),Eddie Gomez(bass)
でも、このバンドよりむしろ彼女がソロで出したアルバム"So FAR So Close"に夢中になり、一時期毎日聴いていました。中でも好きだった曲がこの曲、"Nightimer"です。
この曲は本当に好きで、シニア・リサイタルの時にとうとう演奏することができて、とてもうれしかったです。バンドでやるために全パートの音を聴き取ってスコアにしましたが、これがとても勉強になりました。自分の好きな音(ハーモニー)がほとんどUpper Structure Triads、またはそれに似たようなことからできていることがとてもよくわかり、triads(3和音)のような簡単なことを上に重ねるだけで、こんなに予測不可能なすごい響きになるんだ〜!!!と感動したものです。
その後、彼女の1連のJobimの曲を中心とするブラジル、ボサノヴァのアルバムを聴いて音の選び方を研究させてもらいました。それらの知識は今生徒さんたちに教えることで、自分だけでなく他の人のためにも役に立っているとも思います。
ライブ映像がありました。
”Waters of March"
https://www.youtube.com/watch?v=dr1sr3ko06Y


最後に、Bill Evansの”Waltz for Debby"。現在の夫でBill EvansのBassistでもあったMarc JohnsonがBass、Adam NussbaumがDrumsです。(ちなみに、前のご主人はRandy Brecker。以前にFC2のブログでGRPオールスタービッグバンドの"Manteca"について書きましたが、そこでサンドヴァールとすばらしいsoloのかけあいをしている人です。”So Far So Close"にも参加しています。)

Elianeも好きな曲があると片っ端からトランスクライブして、どんな音が使われているか分析したそうです。
Jazz上達のコツはどこかで誰かに習うより、むしろ自分ですきなものだけどんどん聴いて、同じように弾いていくことかもしれません。私も結局自分の好きなことや納得したことしか教えられません。
それにしても、「好きなこと」「夢中になれること」があるってすばらしいことです。好きって言う気持ちがすべての始まりで、エネルギーのもとにもなるのですから。

ある音楽事務所の社長さんがあるCDを指差して「この人、全然いいと思えないんだよね。」と私に言ったことがありました。なんと、そのCDはElianeの"Eliane Elias Plays Jobim"だったのです! Keith Jarrettって嫌い、という人にも会いましたし、Chick Coreaは好きになれないという人もいました。
だから他人がどう思おうが、ただ好きなように弾いて弾いていくこと! Jazzには正しいも間違っているもないのですから。

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2014年6月23日月曜日

Bye Bye Black Bird

このところ昼は暑く、夜から早朝にかけて涼しい日が続いています。
まだ、"Summer Samba"を聴いてもピンと来ないなあ、、と思いつつ、
"Bye Bye Black Bird"を聴いています。たくさんの人に愛されている曲ですが、
私がよく聴くのはKeith Jarrettの"At the Deer Head Inn"のCDに入っている演奏です。このLiveのがとてもとても好きです。
You Tubeにありました。

この歌詞は少し曖昧で、「売春を職業としている女性が仕事をやめてお母さんの元に帰る」とか、逆に「また売春の仕事にもどる」とかいろいろにとれるようです。
映画などでこの歌がバックに流れていると、ちょっと寂しいような、でも少し希望があるような、悲しくはないけど切ない気持ちになります。
でもKeithのTrioのは聴くと元気になりますね!

"Bye Bye Blackbird"はたくさんの人が演奏したり、歌ったりしていますが、今日はもう一つPatricia Barberという人の演奏(歌、ピアノ)です。


バックの演奏のアレンジは極力シンプルにして歌っています。歌詞や歌や声のトーンがよけいに伝わってくるように思います。soloもかっこいいですね。

Follow Your Music洗足池、体験レッスンは無料です! 
お申し込みは、フォームに記入後送信してください。

見返り美人。。。Hattieも1歳になりました!
(勝手に6月1日を誕生日にしちゃいました。)
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2014年6月1日日曜日

Looking Up / Michel Petrucciani(ミシェル・ペトルチアーニ)

梅雨に入る前なのに、真夏のような強烈な暑さが続き、うちの猫たちもからだを長ーくしてぐったり寝ています。
私にとって、こういう時にふっと元気にしてくれる曲の一つがMichel Petruccianiの"Looking Up"です。キーボードはピアノ以外にシンセサイザーものせてあって、素敵なアレンジです!

下のvideoはMichel Petruccianiのドキュメンタリー・フィルムの終わりの部分で、“Looking up"の曲と絵がよくマッチしています。”I hate to say goodbye." Videoの最後にペトルチアーニの声が入っているのが、かわいくて切ないです。

ソロピアノで弾いているVideoがありました! 前半がBesame Muchoで、Looking Upは3:40くらいからテーマを弾いています。



ペトルチアーニのドキュメンタリー・フィルム全体を見たい人はこちらをどうぞ!

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2014年5月22日木曜日

いつもInspireされていたい!

GyaOの無料動画で「ツレがうつになりまして」を見ました。前から見たいと思っていて、Amazonで注文しようかと思っていたのですが、Yahooのページから突然に見ることができてとてもうれしかったです。
とてもいい映画でした! (本も買おうかな、などと思います…)
最初から最後まで感動が多かったですが、私の心に一番響いたのが漫画家の奥さんが「読者アンケートや編集さんに気に入られるものを描こうとしてがんばるのではなく、私が描きたいものをただ描けばいいんだ!」と気づくところです。
描きたいものを描きたいように描く、弾きたいものを弾きたいように弾く、というのは言葉では、ごく普通のことに聞こえます。特に子供の頃には自然なことだったかもしれません。でも、今そのポイントに達するためには、インスピレーションやどこからか降りてくる「気づき」が必要だったりします。音楽や、映画や、人との会話や、あるいは「逆境」のような状況からスイッチが入るのかもしれません。

今日ご紹介するのがCarla BleyとSteve Swallowのduetによる演奏、"Remember"です。
曲はSteve Swallowが作曲したもので、アレンジはもちろん2人によるものです。なんと、CarlaのホームページにいくとLead Sheetがあり、無料でダウンロードできます! (この曲以外もたくさんあります。)
作曲者でありながら、無償でオリジナルの譜面を提供しているのです! 最初にこれを知った時はびっくりしました。
前に、Steve Swallowのインタビューを読んだときに、「自分の曲をガードして著作料を得るより、世界中のたくさんの人々、ミュージシャンが自分の作った曲を演奏してくれる方がうれしい。」と言っていました。CarlaやSteveの曲が好きだったのですが、これを読んでますます好きになりました。(音楽も、この人たちも)

これを聴くと、とてもとてもピアノが弾きたくなるのです。それも、とてもきれいな音が自分の指先から自然に出てくる気がして、ワクワクします。まさにインスパイアーしてくれる演奏!2人だけの演奏なのにとても広がりがあって、洗練されていて美しくて大好きです。(ちなみにCarlaは「鉛筆を持って、譜面に音を書き込んで行くのが好き。鉛筆で音を形にしていく。鉛筆さえあれば、どこでもできるしね。」とインタビューで語っていました。)

インスピレーションは目には見えませんが、心と指先でしっかりと感じられる、実体のある物質ですね。。。

私たちもカーラとスティーヴみたいに仲良しなのよ!(Hattie &Lyle)

洗足池レッスンでは無料体験レッスン受付中!
※三軒茶屋レッスンは有料になります。(1200円/初回レッスン料よりお引きします)


2014年5月14日水曜日

The Girl from Ipanema

Antonio Carlos JobimとFrank SinatraのLiveです。
前回のブログでとりあげた、Billy JoelとTony Bennettの"New York State of Mind"では「思い」や「感情」が生き生きと力強く伝わってきましたが、今回はそよ風と太陽と、ちょっとせつない(もちろん重くなく)「ストーリー」が映画のように見えてくるようなパフォーマンスです。
メドレーですが、”イパネマ”は4:31のところから始まります。

2人の歌の個性と表現が違っていて、からみあって、とてもいい感じです。
歌とギターと、バックの音楽もとっても素敵ですね。

聴いて、歌って(ハミングで十分です!)、その後ピアノで弾いてみるとまた楽しさが倍増すると思います!

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2014年5月13日火曜日

New York State of Mind / Billy Joel

この曲は、弾き語りをしていたときによく歌った曲のひとつでBilly Joelの名曲です。
Billyの歌をCDで聞くたびに「この人は、いつも弾く人の心を何てつかんでいるんだ!」と感動したものです。そう、どの曲もどのピアノも生き物のように生きていて、って言葉では表現不可能です。

かなり前にTony Bennettとの共演のライブを発見しました。(Tonyがたくさんのアーティストとコラボして歌っているアルバムがまた大変すばらしいのですが、そのひとつです。)


それと、Billy JoelのSoloで歌っているライブもあったのでこちらも聴いてみました。(この曲の入っているアルバムと同時期のライブかもしれません。)CDと違ってまたすばらしいです! 

いいライブを聴くと、テクニックやアレンジ以前にある、ハートの部分に突き動かされます。

すばらしい演奏、アーティストにインスパイアされて再びピアノに向かうと、音楽が心の中から脈打って出てくるような気がします。

Billy Joelは私がバークリーを卒業するときに、卒業証書を手渡してくれた人です。「君たちは卒業してミュージシャンになるのではなく、ミュージシャンとして生まれて来たんだ!」ってこれまた人の心をつかむことを言ってくれました。(その前に、『これから大変なことがたくさん待っているぞ。でもめげるな、たくましく生き抜くんだ!』ってことも言っていましたが…)

音楽を職業として生きている人だけでなく、他の仕事をしながら音楽をPlayし、楽しんだり悩んだりして生きている人も、すべてミュージシャンとして生まれて来た人だと思うのです。
そういう人はブランクがあっても、何があっても、やっぱり一生音楽を続けていくのではないでしょうか。

「これから大変なことがたくさん待っているぞ。でもめげるな、たくましく生き抜くんだ!」
彼のパフォーマンスの映像を見て、「よし!」ってまたハートに火がつき、お腹に力が入った気がします。

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ハテイー(左)とライル(右)が仲良くお出迎えかも?







2014年4月21日月曜日

Afternoon in Paris

春になりました。少しずつ暖かくなっていくし、日も長くなりなんだかウキウキします。
レッスンでもJobimのBossaや、Swingでも明るめの曲がやりたくなります。
II -V- Iの練習でAfternoon in Parisもよくやる曲です。




レッスンでは"The Real Book"をメインに使っています。
フェイクブック、リアルブックは、ほかにもいろいろいいものがありますが、私としてはバークリーの時からずっと使っていて、これが一番好きです。曲によってはThe New Real Bookを使うことがあります。こちらはイントロも丁寧に書かれていて、コードのTensionも細かくきっちり書かれていますが、メインは"The Real Book"で、生徒さんにも個々に入手していただいています。
(Amazon co.jpで購入できます。→リンク the Real Book Volume one for C Instruments) 
Voicingを書き込んでみたり、アレンジした音を書いてみたり、あえて何も書き込まずに練習してみたり、生徒さんによって使い方もいろいろです。

体験レッスンやっています。お気軽にどうぞ!